江戸の頃に、海苔の生産量が増えたのをきっかけに、海苔を詰める箱である「海苔平箱」のサイズに合わせて、海苔を20帖×8列で並べるときちんと納められるサイズに変化していきました。
この全形海苔の形を大森小判といい、現在の全形海苔の大きさとほとんど変わらないくらいまでになりました。
このサイズで普及したのは、流通がしやすかったからだと考えられています。
大正時代になると、関東で大森小判が使用されていましたが、地方に行くと様々な大きさで作られていましたが、海苔の大きさは大森小判で規格が統一されていきます。
今の全形海苔のサイズである21cm×19cmに全国的に統一されたのは、全自動乾海苔製造機が普及した2次世界大戦以降とされています。