海苔は産地によって味が違うの?|業務用の海苔なら当店をご利用ください。

伊勢屋海苔店
海苔の卸売り・小売り
仕入れなら業務用食材の卸売市場Mマート

faq

Q

海苔は産地によって味が違うの?

質問 これまでは海苔はどれも同じで、味の違いは新鮮であるか否かだけだと思っていたのですが、最近妻が自宅で手巻き寿司を夕食に出す機会が多くなり、先日食べた海苔がいつもとは全然違う味で驚きました。
私は貧乏な家庭で育ったこともあり、昔からあまり味の違いが分からなくて、よく妻からはせっかく手の込んだご飯を作ってもただ美味しいと言うだけなのでつまらないとよく愚痴られてきました。
しかし、今回海苔の味の違いに気づいた私に対して、これはお歳暮でもらった有明産の高級海苔だと嬉しそうに説明してきました。海苔というのは産地によってこんなに味が違うものなのでしょうか?
いつもは家の近くのスーパーで安い海苔を選んで購入しているということで、今回食べたものは色も濃くて口あたりも全然違うことにも気づいたのですが、購入する場所によっても味に違いは出るのでしょうか?
海苔の味はどのようにして決まるのかについても興味があるので、分かる範囲でよいのでこれらについてご説明ください。

yajirusi

A

産地によっても海苔の味や食感などにも違いがあります

日本の海苔の産地で有名なのは、九州の有明海、近畿から中国にまたがる瀬戸内海、中部地方の伊勢湾、関東の東京湾などいろいろありますが、味の他に様々な面で産地ごとに違いがあります。
例えば、東京湾の海苔はしっかりとした食感と口どけの良さが特徴で、作り手が香りの良さも大事にしていると言われています。収穫場所にプラスして、その地域の海苔の作り手のこだわりで味などに個性が出るとされています。
海苔の味は、地域の嗜好によっても変わる傾向にあります。関西地方ではおにぎりには味付け海苔を利用するのが一般的ですが、関東地方では味付けでない海苔で巻くことが多いです。海苔そのものの美味しさを重視するからこそ、東京湾の海苔の作り手は香りの良さにこだわっているのだと考えられます。
海苔の味は、産地や作り手のこだわり以上に、素材の良さと収穫時期で大きく変わると言われています。特に収穫する時期はとても大事です。
海苔が獲れるのは、水温が18度以下になる11月の終わりから4月の頭までです。原料として一番出来が良いのが11月終わりの初摘みから1月半ばぐらいまでとなっています。
その後は徐々に色落ち、味落ちしていきます。海苔にも等級があって、11月から1月半ばぐらいに獲れた海苔は最高等級品として取り扱われています。
海苔の専門店であれば海苔の特徴を把握しているため、スーパーよりも美味しい海苔を厳選してすすめてもらうことができます。

PageTop